May 27 2026
エヴィアンというヨーロッパのラグジュアリーリゾート
こんにちは、海外ウェディングプランナーの林でございます。
私たちは、旅行会社やウェディング会社向けの商談会へ、年に数回ご招待をいただく機会があります。今回は、フランス観光開発機構(Atout France)主催の、フランス最大級のB2B国際観光見本市に参加してまいりました。
この商談会は、年に一度フランスの主要都市で開催され、今年の開催地は南仏・ニース。私は3年ぶりの参加となりました。
実はこの商談会の前後には、各地方観光局が主体となり、自地域への誘致促進を目的として、ターゲット国の旅行事業者を招待する視察ツアー「FAM Trip(ファムトリップ)」が実施されます。参加者は、現地の魅力や最新の観光資源を実際に体験しながら、その土地への理解を深めることができます。
今回、私はご招待を受け、フランスのオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏を訪れ、2泊をエヴィアン、2泊をリヨンで過ごしてまいりました。

エヴィアンは、レマン湖に面し、湖を隔ててスイスのローザンヌを望む町。日本では「エヴィアン」と聞くと、まずミネラルウォーターを思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。地名として認識している方でも、アルプスの山間に湧水が流れる静かな町をイメージされることが多いかもしれません。

実は、こうした印象は世界的にも少なくないそうです。現地の担当者によると、「エヴィアン=山の町」というイメージを持つ方は多く、レマン湖畔のリゾートタウンであることを知らない人が意外と多いとのこと。私自身も今回のFAMトリップで初めて深く知る機会を得ましたが、実際に訪れてみると、目の前に雄大な湖が広がり、想像以上に開放感のある、美しい湖畔の町でした。

レマン湖に面していることから、アクセス方法もいくつかあります。日本から向かう場合は、ジュネーブ空港から車で約1時間半。スイス側のローザンヌからは、1時間に約2本運航するフェリーを利用すれば、わずか30分ほどでアクセス可能です。また、最寄り駅であるÉvian-les-Bains駅へは鉄道も通っているため、フランス国内の他都市から訪れることもできます。
実際に町を歩いて感じたエヴィアンの印象を一言で表すなら、「レマン湖のモナコ」。湖畔にはカジノがあり、ベル・エポック様式の華やかな建築が並び、洗練されたリゾートの空気が漂います。

エヴィアンの名を世界に広めた天然水。その源泉である「カシャの泉(Source Cachat)」では、今も水が絶え間なく湧き出ています。そしてその前には、アール・ヌーヴォー建築が美しい鉱泉飲場「ブベット・カシャ(Buvette Cachat)」が佇みます。私が訪れた際は2019年から続く改装工事中でしたが、2026年のエヴィアン・サミットに向けて華々しく再オープンする予定とのことでした。

町の中心部では、華やかな建築群と、中世の趣を感じさせる可愛らしい街並みが共存しています。湖畔の優雅な景色と、生活感のある小路の風景。そのコントラストがエヴィアンならではの魅力なのかもしれません。

ウェディングやフォトツアーのロケーションとしても非常に魅力的で、湖を背景にした開放的な景色、ベル・エポック建築の華やかさ、中世の街並みの温かみと、異なる表情の写真が一度に叶う場所だと感じました。




